「食欲の秋」の由来とは?
「食欲の秋」という言葉の由来には、秋は様々な食材が旬を迎えることから、美味しいものを食べる機会が増すというのが最も有力
な説だと言われています。
今とは違い、収穫した野菜は旬の時期にしか食べることはできませんでした。
収穫物の多い秋は、他の季節よりもたくさん食べ物があるため、「食欲の秋」と呼ばれるようになったそうです。
食欲の秋って何月?
秋は立秋から立冬の前日までを指します。
旧暦では7月~9月まで、現代では9月~11月までが秋と言われています。9月はまだ残暑があり、食欲がわかないという方も多いでしょう。
暑くもなく寒くもない過ごしやすい気候で食事が摂りやすく、秋の味覚の食べ物がしっかり旬を迎える10月~11月頃が「食欲の秋」と言えるのではないでしょうか。
秋に食欲が増すのには理由がある?
秋はつい食べすぎてしまうという方も多いでしょう。
ここからは、秋に食欲が増す理由を紹介します。
➀過ごしやすい気候
秋に食欲が増すのは、過ごしやすい気候が影響していると考えられています。
特にここ最近の暑さから、食欲不振や夏バテなどになる人が多いです。
秋になると涼しく過ごしやすくなるため、夏バテで低下していた食欲が回復してきます。そのため、秋は食欲が増したように感じるのです。
②旬の味覚がたくさん
旬を迎える味覚がたくさんあることも、秋に食欲が増す理由の一つではないでしょうか。
【実りの秋】と語源があるように9月~11月は栗やサツマイモ、果物ではブドウや梨などたくさんの食材が旬を迎えます。
美味しい食材が出回る季節なので、見たらついつい食欲が増すのは仕方がないですね。
③セロトニンの分泌量が減る
幸せホルモンともいわれるセロトニン(精神を安定させる脳内の神経伝達物質のひとつ)は、満腹中枢を刺激して食欲を抑える働きがあり日照時間に応じて分泌量が増えます。
秋は日照時間が短くなるため、セロトニンの分泌が減少します。その影響から、秋になると食欲が増すのだとか?!
食欲の秋に食べたい旬の味覚とは?
秋はたくさんの旬の味覚が出回ります。
ここからは、果物や野菜、魚介類のジャンル別に、食欲の秋に食べたい旬の味覚を紹介します。
秋に旬を迎える代表的な果物&野菜😋
【野菜】
・かぼちゃ・さつまいも・れんこん・さといも・じゃがいも・レンコン・ごぼう・カブ・なす・チンゲン菜・にんじん・・キノコ類など
【果物】
・梨・柿・栗・みかん・ブドウ・イチジク・リンゴ・ラフランスなど
【魚介類】
・秋刀魚(サンマ)・秋鯖(アキサバ)・秋鮭(アキサケ)・鰍(イナダ)・鯵(アジ)・鮪(マグロ)・鰹(戻りガツオ)・牡蠣(カキ)など
最後に
「食欲の秋」は、たくさんの美味しい食材と出会うことができる季節です。旬を迎える秋の味覚を楽しみましょう♪