洗面台(洗面化粧台)の種類
洗面器型
洗面器型は最低限の構成からなるもっともシンプルな洗面台です。省スペースを意識したデザインで、主に洗面ボウル、水栓のみのシンプルな構成です。独立した洗面台として使われる場合は、鏡などがセットになることもあります。トイレや廊下・玄関などの限られたスペースに設置するのに便利です。一方で、収納量やカスタマイズの幅は限られます。
ユニット洗面化粧台
ユニット洗面化粧台は洗面ボウル・水栓・鏡・カウンター・収納などが一体なって設計されている洗面台です。
設置が比較的簡単でありながら、デザインに統一感があり、機能も豊富なのが特徴です。
システム洗面化粧台
システム洗面化粧台は、ユニット洗面化粧台から対応設備やサイズの選択肢を更に広げたタイプの洗面台です。
洗面ボウル・水栓・鏡・カウンターなどの設備や複数箇所の収納を、その組み合わせや配置をカスタマイズ可能となっています。そのかわり、価格はユニット化粧台よりも10万以上は高価になります。
あまり多機能すぎるものを選ぶとあとで持て余すので、自分の洗面台の使い方をしっかり把握して決めましょう。
造作洗面化粧台
造作とはすなわちオーダーメイドのことです。
造作洗面化粧台は、他の3タイプのように設備やサイズを規定のパターンから選ぶのではなく、自由なサイズや構成で作れる洗面台です。
例えば、洗面ボウルだけ海外メーカーの高級なものを取り寄せて設置したり、規格にはないサイズの空間にもピッタリはまるカウンターをつくったり、こだわりの色や素材で仕上げることができます。
ライフスタイルに合わせた洗面台の選び方
ファミリー向け!忙しい朝にも対応
家族が多い方は二つの洗面ボウルが備わったダブルシンクがおすすめです。同時に複数人が使用できるため、朝の混雑を軽減します。
また、高さがを選べば子供から大人まで家族全員が使いやすい洗面スペースになります。収納スペースも重要でそれぞれのアイテムを整理しやすい広めのキャビネットが朝の忙しい時間に役立ちます。
単身・カップル向け:スペースとデザインを重視
単身者やカップルの場合、洗面台は空間のスタイルを大きく左右する家具の一つです。スペースが限られていることが多いので、壁に取り付けるやコンパクトなデザインを選ぶと良いでしょう。
機能性を保ちつつも、インテリアとしての美しさを兼ね備えた洗面台は日常の使い心地だけでなく、空間の雰囲気作りにも寄与します。
シニア向け:使いやすさと安全性を考慮
年を重ねると洗面台を使用する際の安全性や使いやすさがになってきます。
滑りにくい素材の床材、安定した取手がついたキャビネット、オープンタイプの下台などがおすすめです。水栓は、温度調節付きを選ぶと、手元での操作が簡単です。